ローバー(月面探査ロボット)は完成するまでに様々な試験を実施する必要がある。どんな試験を行っているのか。なぜ試験が必要なのか。このシリーズでは、そんな疑問に答えていきたい。前回は振動試験について紹介したが、今回は2016年3月31日、東京工業大学大岡山キャンパスにて行われた放射線試験(トータルドーズ試験)についてレポートする。果たして、ローバーは宇宙の放射線量に耐えられるのだろうか?
ローバー(月面探査ロボット)は完成するまでに様々な試験を実施する必要がある。どんな試験を行っているのか。なぜ試験が必要なのか。このシリーズでは、そんな疑問に答えていきたい。第1回目となる今回は、2016年3月28日に宮城県産業技術総合センター(宮城県仙台市)にて行われた振動試験についてレポートする。
電子機器は、使用する温度に注意する必要がある。温度が高くなりすぎると、機器が壊れたり、寿命が短くなったりするからだ。かといって、逆に温度が低すぎても、それはそれで問題がある。人間と同じように、電子機器にも「快適な温度」というものがあるのだ。これは地上の機器でも宇宙の機器でも変わらない。