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Google Lunar XPRIZE

XPRIZE財団によって運営される、民間組織による
月面ロボット探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レース

人類初の月面探査レース

Google Lunar XPRIZE、それはGoogleのスポンサードのもと、XPRIZE財団によって運営される世界初の月面探査レースである。賞金総額は3000万ドル。しかし、その目的は単なる賞金レースではない。このミッションの本当の目的は、起業家の挑戦心を刺激し、低コストによる新しい宇宙ビジネスの育成や月資源の効率的な開発と利用を実現することにある。またこのレースに参加した各国チームの月への困難な挑戦を世界中の人々に公開することで、次世代のテクノロジーやイノベーションに関わる人々を、さらなる宇宙への挑戦へと駆り立てることも、このミッションの重要な目的である。

レースのミッション

1

月面に純民間開発ロボット探査機を
着陸させること

2

着陸地点から500メートル以上
移動すること

3

高解像度の動画や静止画データを
地球に送信すること

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MISSON 1

事前に打ち上げ申請を行い、着陸地点をXPRIZE財団に通知後、ロボット探査機を月面に着陸させることがルール。精緻な計画と着実な実行力が問われる。

MISSON 2

砂埃、凹凸などの困難を乗り越え、月面でロボット探査機を 500m走行させよう。その距離は直線距離、または審査団によって承認されたポイントへの到達をもって計測される。
月面ロボット探査機を地球から操作するには、月面の状況をリアルタイムに把握しなければならない。遠隔から月の情報を手に入れるためには、高度な通信の技術が求められる。高い解像度の画像データがあれば、地球から探査機は操作しやすい。だが、重い画像データの送信には時間がかかってしまう。一方、画像データを軽くすると解像度が低くなり、月面の様子が把握しづらくなる。つまり、画像を軽くしながらも、状況を的確に判断するバランスが求められる。解像度の高い画像を、出来るだけ軽くしてリアルタイムに地球に送る技術が問われるのだ。(※1)
なお、ロボット探査機は手ぶらで月を走行出来るわけではない。探査機重量の1%のペイロード(積荷)を月面まで輸送しなければならない。(※2)

MISSON 3

動画や静止画データを月面から地球に送るだけではなく、XPRIZE財団から提供された100KBのデータを探査機へ送信しそのデータを探査機から地球に再送信しなければならない。月から地球へ、地球から月へとデータを効率良く双方向に送る技術も求められる。月と地球のインタラクションをスムーズに行おう。

  • ※1 具体的には、月面着陸地点とその後500m以上走行完了した地点、2地点からの「Mooncast」と呼ばれる月面で撮影した映像・画像のセットを地球に送信することが求められる。どちらも8分程度の高精細映像(720p)、低解像度のリアルタイム映像、探査機やペイロードが映ったミッション達成地点からの360度のパノラマ写真、そしてXPRIZE財団から提供された映像と音声メッセージ、eメールとテキストメッセージからなるデータ一式を含んでいなければならない。審判団のレビューのために、打ち上げ前に各チームはミッションに関する技術的な詳細を提供しなければならない。
  • ※2 ただし、ペイロードの重量は100g以上500g以下となっている。ペイロードはXPRIZE財団から提供されるが、それを運ぶコンテナのデザインやレイアウトは、そのミッションへのリスクや障害を最小限に抑えるために考えられた各チームのプランに基づいて相互に協議し決定される。
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賞金

優勝

メインミッションを最も早く達成したチームに2000万ドルが贈られる(※3)

準優勝

メインミッションを2番目に達成したチームに500万ドルが贈られる(※4)

マイルストーン賞(中間賞)

準備・開発期間中、ランダーシステム・モビリティ・イメージングの3部門にて目覚ましい進歩を示したチームに対して贈られる(※5)。2015年1月に受賞の発表があり、計5チームが入賞した。その中でHAKUTOはモビリティ部門にて受賞を果たし50万ドルを得ている。

  • ※3 優勝したロボット探査機と同じタイプのロボット探査機で準優勝を獲得することはできない。ただし、全く異なるロボット探査機であれば、優勝したロボット探査機と月面まで同行しても、準優勝を獲得することができる。
  • ※4 過半数のミッションを最初に達成したチームは、レース終了日前に準優勝チームに決定し、賞金を得ることができる。また、レース終了後も優勝チームが現れなかった場合は、準優勝のチームが追加賞金500万ドルを得ることができる。
  • ※5 マイルストーン賞を獲得したチームが優勝した場合、その賞金は優勝または準優勝の賞金から減額される。

その他のボーナス賞

通常のミッションの要件に加えて、科学的・技術的な挑戦を達成したチームにそれぞれ賞金100万ドル~400万ドルのボーナス賞が設けられている(※6)

アポロ・ヘリテージ・ボーナス

アポロ11、12、14、15、16、17号の痕跡のMooncast(※7)を送信することができたチームは400万ドルを得ることができる。

ヘリテージ・ボーナス

審判団が興味深いと判断した月面上の場所からMooncast(※8)を送信することができたチームは100万ドルを得ることができる。

レンジ・ボーナス

月面上でロボット探査機を5キロメートル移動させたチームは200万ドルを得ることができる。この5キロメートルには、メインミッションで既に通過した500メートルを含む。

サバイバル・ボーナス

月面の昼は14日間続き、気温は最高100℃にも達する。その後、太陽が当たらない夜が14日間続き、気温は-150℃以下まで落ち込む。そんな中、月面での夜を乗り越えたチームは200万ドルを得ることができる(※9)

ウォーター・ディテクション・ボーナス

月面上の水の存在を科学的に証明する決定的な証拠を発見し、その発見が査読論文として発表され審査団がそれを認証した場合、400万ドルを得ることができる。

  • ※6 ボーナス賞受賞の上限額は400万ドルで、それを超えてしまうと他のボーナス賞を受け取ることはできない。
  • ※7 Mooncastには、8分の高解像度映像、低解像度のリアルタイムに近い映像、アポロの着陸地点のパノラマ写真、ロボット探査機の一部が写り込んだアポロ着陸地点の写真、が必要である。
  • ※8 Mooncastには、8分の高解像度映像、低解像度のリアルタイムに近い映像、その地点のパノラマ写真、ロボット探査機の一部が写り込んだその地点の写真、が必要である。
  • ※9 1日目のミッションに加え、2度目の月面での昼に、ビデオ・テキストメッセージ・eメールを含むデータ一式を地球へ送信し、100グラムのペイロードを月面上で移動させ、移動地点でのパノラマ写真・ロボット探査機の一部が写り込んだ写真をMooncastとして送信する必要がある。
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その他のボーナス賞
Google Lunar XPRIZEの意義

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