SORATO

Google Lunar XPRIZEのミッション達成に向け
HAKUTOが作り上げた月面探査ローバー。

ローバーフライトモデルの特徴

HAKUTOのローバーフライトモデルは、Google Lunar XPRIZEのミッションを達成するための「最適解」として設計されている。総重量は約4kg。重量と比例して増える打ち上げコストを抑えるために、ライバルチームと比較しても類を見ない超軽量化を実現した。また民生品を積極的に活用することで、コストの圧縮に成功している。一方で、宇宙機としての基本性能と、ミッション達成に必要な性能に関しても、制約の中で最高のパフォーマンスを追求。デザインの細部に至るまでエンジニアリングに裏付けされた、「コストとパフォーマンスの最適解」を体現する宇宙機となっている。

幅536mm 奥行580mm 高さ358mm 重量4kg

宇宙機としての基本性能耐振動

ロケット打ち上げ時の激しい振動に耐え、軽量化を両立するため、ボーイング787やFalcon9にも使用されているCFRPや、ウルテムという丈夫かつ軽量な素材を使用しています。

宇宙機としての基本性能耐熱

月面の着陸予定地の温度は最大100℃。この過酷な温度環境に耐えるために様々な排熱と断熱の工夫が施され、電子回路が設置されている部分は、-25℃~60℃に保たれる設計になっています。

宇宙機としての基本性能通信

2本のアンテナを装備。短距離で高速な電波(2.4GHz)と長距離に届く電波(900MHz)を組み合わせたハイブリッド通信を行います。

宇宙機としての基本性能電力

ソーラーパネルが取付けられた側面の傾斜は70°。これはローバーが走る月の北緯45度で太陽光を効率よく受け取るための構造になっています。

宇宙機としての基本性能耐放射線

システム全体のバランスをとりながら、低コスト化・開発の短期化のため、放射線試験などを繰り返し行って、民生品を評価・設計・改良して、ローバーに採用しています。

ミッション達成に必要な性能走行性

1年前までは1個あたり23枚だったホイールの刀を15枚に。走行性能と軽量化を両立させる、最も効率的な形状を検証しました。4つのホイールそれぞれにモーターを備えた総輪駆動。レゴリスでの走行性能はもちろん、片方の車輪が障害物に乗り上げた際にも安定して走行できる性能を目指しました。

ミッション達成に必要な性能カメラ

360度の視野を確保可能な4台のカメラを装備。周囲の状況を確認しながら走行するためにも活用します。正面には、赤外線カメラを搭載し、前方の障害物との距離を検知でき、左右のカメラでは、ローバー自身のホイールを映しだし、ローバー自身の情報を知ることで、走行のサポートとしての役割もあります。

  • 耐振動
  • 耐熱
  • 通信
  • 電力
  • 耐放射線
  • 走行性
  • カメラ

HAKUTO FLIGHT MODEL -Rover Design and Technology-

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