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au × HAKUTO REPORT

ペイロードでみんなの想いを月に送ろう!「1億人のムーンチャレンジ」はじまります。

2017.08.21

本日21日から、あなたのメッセージや画像を月面探査ローバーSORATOに載せて月へ送るペイロード企画『1億人のムーンチャレンジ』の募集がはじまりました。「そもそもペイロードって何?」「過去にはどんなものがペイロードで宇宙に送られたの?」 今回は謎の多いペイロードにまつわるトピックを特集します。これを読んで、あなたも月に向けて送りたい想いを考えてみましょう。

au×HAKUTO MOON CHALLENGEでは、本日21日から、あなたのメッセージや画像をSORATOに載せて月へ送るペイロード企画『1億人のムーンチャレンジ』の募集を開始しました。月にメッセージを届けるという言葉についワクワク感が高まりますが、どうやって月にメッセージを届けるのでしょうか。まずは『1億人のムーンチャレンジ』についてご紹介します。

そもそもペイロードってなに…?

『1億人のムーンチャレンジ』では、皆様から月に送りたいメッセージや画像を広く募集し、そのデータをSORATOのペイロードとして月まで運びます。 宇宙開発の分野において、ペイロードとはロケットによって宇宙に運搬される荷物のことを指します。人工衛星、探査機、宇宙ステーションへ向けて送られた水や食糧、そして宇宙飛行士もペイロードと言えます。 今回、au×HAKUTO MOON CHALLENGEの目的地である月へのペイロード費用は莫大で、たった1gで12万円。SORATOには、50gのペイロードを載せられるのですが、そこに皆さんのメッセージや画像データを収めたデータディスクを積み込んで、月に届けます。なお、HAKUTOは兎と稲のゲノムデータを、サカナクションは応援楽曲『SORATO』の楽曲データを、小山宙哉さんは『宇宙兄弟』の画像データを送る予定だそうです。みんなの想いが月に届く歴史的な瞬間を一緒に楽しむチャンス。ぜひこの機会に、あなたの想いを以下のリンクから送ってみてください!

『1億人のムーンチャレンジ』で月にメッセージや画像を送ろう!
SNSからも簡単に参加可能です。月に送りたいあなたの想いや写真をお待ちしております。
  • ※SNSからの投稿方法についてはキャンペーンサイトから詳細をご確認ください。
SORATOのボディ内部に、メッセージや画像を納めたデータディスクが格納される

宇宙人へのメッセージ。ぬいぐるみ。レタス。
過去に宇宙へ送られた意外なペイロード

でも、月へのメッセージや画像と言われても、何を送っていいかわかりませんよね。そこで、宇宙に送られた過去のペイロードの例を紹介します。それらを参考にしながら、あなたが月に送りたいものを考えてみてください。

宇宙人へのメッセージ

まずは有名な例から。1977年に打ち上げられた、太陽系外の惑星探査を目的とするボイジャー探査機には、ゴールデンレコードと呼ばれる金属製の円盤が積み込まれました。そこには地球外生命体に向けてのメッセージと、地球の文化を紹介するグラフィックが刻まれ、当時のアメリカ大統領のジミー・カーターや、国際連合事務総長のクルト・ヴァルトハイムからのメッセージも収録されました。2016年12月現在、ボイジャー探査機は太陽から約205億2500万kmの場所を航行中で、私たちから一番遠い距離にいる人工物体となっています。

ボイジャーのゴールデンレコード。各国のあいさつの音声波形や、地球の画像などが収録された Science Photo Library/アフロ

クマのぬいぐるみ

地球は青かった。1961年、ボストーク1号に搭乗し、世界初の有人宇宙飛行を遂げたソビエト人宇宙飛行士であるユーリ・ガガーリンの有名な言葉です。実は彼、ロケット打ち上げ後、船内の無重力状態をチェックするために、クマのぬいぐるみを宇宙船の操縦室にぶら下げていたといいます。21世紀の今でも、クマのぬいぐるみで無重力状態チェックする伝統は受け継がれ、2016年に国際宇宙ステーションを訪れた日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんもクマのぬいぐるみで無重力状態のチェックをしました。ガガーリンについて、「地球は青かった」とセットで、クマのぬいぐるみも覚えておきましょう。

ゴルフボール

ガガーリンから10年後の1971年。アポロ14号でゴルフボールが2つ、月面に持ち込まれ、アラン・シェパード船長は月面の試料採集キットを改造したゴルフクラブを使って月面ゴルフを行いました。これが人類史上初の宇宙スポーツと言われています。ちなみに、スコップを用いてやり投げも行われたそうです。

月面探査の様子(写真は、月面ゴルフを行ったアポロ14号のAlan Shepardのもの) Science Photo Library/アフロ

家族写真

アポロ16号の宇宙飛行士のチャールズ・デュークは、家族写真を月に持ち込みました。写真の裏には「地球からやってきた宇宙飛行士デュークの家族。1972年4月、月に降り立つ」と英語のメモが書かれているそう。チャールズ・デュークを見習って、家族写真のデータをSORATOに載せ、月へ送るのはロマンティックで素敵なアイデアですね。

レタス

2015年、アウトレジャースというレタスの種が国際宇宙ステーションに持ち込まれ、人類史上初の宇宙栽培レタス試食会が行われました。アウトレジャースの特徴は、成長がとても早く、宇宙線とよばれる有害な放射線対策に欠かせない抗酸化物質をたくさん含んでいること。試食会では身体の影響を考えて、半分だけしか食べることを許されなかったそうですが、長期の宇宙旅行を考えると宇宙における食糧生産はこれから必須。宇宙へ長期滞在するための準備が少しずつ始まっているようです。

これぞ、未来の衣食住!?
これから宇宙に運ばれる予定のペイロード

これから人間が宇宙で暮らす時代に向けて、様々なものが宇宙に運ばれようとしています。
ここからは、近い将来、宇宙に運ばれる予定のペイロードを紹介します。

金属布

2017年、NASAは次世代の宇宙服で用いる素材の一つとして、金属でできた布を発表しました。柔軟性に優れていて折りたたみやすいにもかかわらず、針を通さない硬さと保温と排熱が容易に行える反射性をもっています。今後、惑星で取れた金属を現地で用いてこの布をプリントすることも想定されており、金属布用の3Dプリンターも開発中とのこと。未来の宇宙飛行士は鎖かたびらを着た武士みたいになるかもしれません。

ピザ

2013年、ベンチャー企業のBeeHexが製造した、宇宙船内でピザをつくるプリンターにNASAが12.5万ドルの補助金を出資して話題になりました。小麦粉やソースなど液体に溶かし、焼きながら出力することでピザが完成するそう。所要時間は約6分で、形状も自由自在。他の素材を入れればピザ以外にも応用できるといいます。このペイロードが実現すれば、宇宙食のバラエティが大幅に増えそうですね。

レゴリス3Dプリンター

宇宙で住居をつくるにあたって問題になるのが、その建材の運搬です。2013年にESA(欧州宇宙機関)が「月の砂を使って現地で3Dプリントしてしまえば、材料が不要になる」というとんでもない構想を発表しました。月の表面はレゴリスと呼ばれるガラス質の砂で覆われていますが、3Dプリンターを用いてそのレゴリスを何重にも重ね、石のように硬くすることで強靭な構造をつくることができるんだとか。プリンターはすでに完成し、地上でテストが行われているようです。レゴリスを化学分解することで、水や酸素を作ることもできるとのこと。月で生活できる日も近いかもしれません。

Google Lunar XPRIZE参加チームが月に送ろうとしているペイロード

今回のGoogle Lunar XPRIZEでは、各チームがさまざまなものを月に送ろうとしています。
最後に、参加チームが送る予定のペイロードを紹介します。

ビール

HAKUTOが相乗り契約を結ぶインドのTeamIndusのペイロードは、なんとビール。カリフォルニア大学の学生と協力してHotheadという温度変化に強いビール酵母を月に送り、宇宙空間でビールを作る実験を計画中です。低重力下では酵母が沈殿しにくいので、完成したビールは濁ったものになるそう。もし人が月に移住したとき、ぜひ仕事終わりの一杯の実現に向け、成功してほしいペイロードです。

アイスパック

残念ながら予選敗退となってしまったカナダのPlan Bは、月に挑戦する象徴としてアイスホッケーのパックを送る予定でした。次に月のスポーツに仲間入りするのは、アイスホッケーだったかもしれません。

Wikipedia

同じく予選敗退となったドイツのPart-Time Scientistsも、約20GBに及ぶWikipediaのデータディスクを月に送る発表をしていました。人間の全知識の総和を月に届ける目的で、Wikipediaで提供されている全言語分の約3900万記事を収録予定でした。さながら現代版のゴールデンレコードといったところでしょうか。

月に送るもののアイデアは浮かびましたか?

ターゲットマーカー(着陸地点の目印)に名前を書いて、小惑星イトカワへ送る、小惑星探査機はやぶさのプロジェクトには、88万人が参加し、はやぶさを応援したそうです。今回もひとりでも多くの人にHAKUTOを応援してほしい。そんな想いで名付けられた『1億人のムーンチャレンジ』。過去のペイロードを参考に、月にあなたならではの想いを届けてください。締め切りは9月15日(※1)です。あなたの参加をお待ちしています。

  • ※1 参加受付期間を10月5日まで延長いたしました。

ターゲットマーカー(着陸地点の目印)に名前を書いて、小惑星イトカワへ送る、小惑星探査機はやぶさのプロジェクトには、88万人が参加し、はやぶさを応援したそうです。今回もひとりでも多くの人にHAKUTOを応援してほしい。そんな想いで名付けられた『1億人のムーンチャレンジ』。過去のペイロードを参考に、月にあなたならではの想いを届けてください。締め切りは9月15日(※1)です。あなたの参加をお待ちしています。

  • ※1 参加受付期間を10月5日まで延長いたしました。
はやぶさ(ターゲットマーカー放出) イラスト 池下章裕

au×HAKUTO『1億人のムーンチャレンジ』は、
こちらのキャンペーンサイトから簡単に参加可能です。
月に送りたいあなたの想いをお待ちしております。

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月に送りたいあなたの想いをお待ちしております。

PROFILE

高橋鴻介 / KOSUKE TAKAHASHI

幼少期より発明家と宇宙飛行士に憧れているプランナー/コピーライター。2016年慶應義塾大学卒。在学中は、建築とプロダクトデザインを専攻。研究テーマは、宇宙農場のデザイン及び宇宙食レシピ提案。

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