HAKUTO最前線

インドのTeamIndusと新たに月面着陸船の相乗り契約締結。

2016.12.20

HAKUTOは2017年の月面探査ミッション達成に向けて、12月20日、インドのTeamIndusと新たに月面着陸船の相乗り契約締結を発表しました。

TeamIndusのメンバー

HAKUTOが新たに契約を締結したTeamIndusは、Google Lunar XPRIZEに参加するチームの一つで、インドのバンガロールを拠点に、ランダーとローバーの両方の開発を進め、2015年には、Landing(ランディング・着陸技術)部門とImaging(画像)部門で中間賞を受賞しています。

TeamIndusは、PSLVというインド国産ロケットとの打ち上げ契約を締結しており、2017年12月28日の打ち上げを計画しています。加えて、その打ち上げ契約はXPRIZE財団からも承認されています。

TeamIndusが契約したインド国産ロケット、PSLV

ロケットの打ち上げ場所は、インドのシュリーハリコータに位置するサティシュ・ダワン宇宙センター。月面の着陸地点は、雨の海(北緯35度25分、西経29度23分)を予定しています。

着陸予定地の「雨の海」

今回の決断について、HAKUTOの袴田代表に伺いました。

袴田:Astrobotic以外の選択肢は常に考えていました。それは、HAKUTOがロケットとランダーを持たずに、相乗りでレースに挑むという選択をしたときからずっとです。TeamIndusが我々の選択肢に入ったのは、今年2月くらいでした。交渉が得意なインド人らしく、積極的に我々に月面へのローバー輸送契約を売り込んできてくれました(笑)。その頃、他のチームも検討しながら、ジョン(HAKUTOのローバー開発リーダー)と私が5月に初めてインド視察へ行きました。その時点では開発はまだまだこれからという感じでしたが、その後、TeamIndusの資金調達とランダー開発が順調に進んでいる点を評価し、輸送の金額面、ローバーを載せる空きスペースなども考慮した結果、TeamIndusとの契約を決断しました。ちょうど8月末のフライトモデル発表会の頃です。そして9月中旬に、ゼロ泊の強行スケジュールでインドに。そこから本格的な交渉に入り、契約を締結しました。
TeamIndusの月面着陸船へ相乗りを進めるにあたって、ローバーの設計変更も必要になります。Astroboticに相乗りを想定していたフライトモデルの設計をベースに、TeamIndusに対応できるようエンジニア達が対応中です。ローバーの設計変更点は、追って、ご説明いたします。ひきつづき、HAKUTOの応援をよろしくお願いいたします。

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